春から夏へ
緑も美しく、太陽も眩しく、生命力がぐんと高まるとき。
一方 気温や気圧、湿度などの変化が大きく
5月に病の名前がつくこともあるという…
体調や気持ちのコントロールのむずかしさが知られるときでもあります。
この時期おすすめの精油は…
アロマテラピーの歴史を代表し
古くから広く親しまれてきた精油
「ラベンダー (Lavender)」
こちらもあわせてお読みください*
〜はじめに〜
〜基本のおはなし〜
〜基本のおはなし2〜
*
ラベンダー
(Lavender)
鎮静/安定/「手放し」のサポート
*
学名 lavandula angustifolia
(ラテン語の「lavera=洗う」という言葉が語源といわれています)
*ラベンダーは様々な種類があり、学術名が異なる場合も同じ種類を指す場合もあります
科名 シソ科
原産地 フランス オーストラリア 日本 他
使用部分 花・葉先端
抽出方法 水蒸気蒸留法
香りの系統 フローラル系
主な芳香成分 酢酸リナリル、リナロール 他
主な作用は…
「バランスを整える」「落ち着かせる」
・身体、感情、スピリット…すべてのバランスを整える高いリラックス効果
(中医学の観点では、情緒の安定にかかわる「肝」の気を巡らせると言われる)
・痛みを鎮める
・パターン化してしまった思考、鬱積した感情などを「洗い流す」
〜鎮痛、鎮静、誘眠、血圧降下、抗炎症など〜
こんな時におすすめ
・落ち着きがなくイライラする
・眠れない
・情緒が安定しない
・「痛み」を感じる(PMS、頭痛、神経痛、胃痛、腰痛など)
・高血圧
・思考に区切りをつけて切り替えたい
美容的には…
・軽度の火傷 応急処置に
・ニキビ、虫刺され
・日焼け後のヒリヒリを鎮める
こころへの影響は…
・怒り、不安、緊張、うつ状態の緩和
・緊張、イライラ、欲求不満を鎮める
おすすめの使用方法
・眠れない時はテイッシュに2滴ほど垂らしたものを枕元に
・植物油で希釈して痛みを感じるところに塗布する
(植物油5mlに1-2滴程度)
イライラするときはこめかみのあたりや
デコルテ〜胸元に塗り、深呼吸を
・虫刺されや軽い火傷、赤いニキビにピンポイントで原液のまま塗布する
(お肌が敏感な方にはおすすめいたしません)
中医学:五行/火(木) 五臓/肝 心
支配星:水星
占星学:乙女座 *
チャクラ:第3(みぞおち)/ 6(みけん) / 7(頭頂部)*
*占星学やチャクラは参考文献により異なる場合があります
注意事項
低血圧の方 妊娠初期の方は使用をお控えいただくか、低濃度で。
*
100%天然「ラベンダー精油」の香りを初めて体験される方に
「思っていた香りと違う!」と驚かれることが時々ございます。
お化粧品や洗剤などでもおなじみのラベンダーですが、
本当の精油はイメージされる香りよりもすっきりハンサムな感じというか…笑
香りの好みが分かれる精油ではありますが、
高いリラックス効果や痛みを和らげる作用など
お子様からご年配の方まで幅広く使用できる安全性の高い精油です。
またラベンダー精油の様々な効果と癒しの力は長い歴史のなかでも尊ばれてきました。
古代ギリシャ「医療の神」アスクレピオス(沐浴や傷の手当に)、
中世ヨーロッパ「神秘家/ドイツ薬草学の祖」ヒルデガルド・フォン・ビンゲン(純粋さを保つために)、
近代では「思想家(人智学を提唱)」ルドルフ・シュタイナー
(物質体/アストラル体/エーテル体の三つを安定させる〜心理学的な不調を癒すはたらきなど…!…このあたりのお話は、現在学んでいる「エソテリック・ヒーリング」にもかかわるので…また調べてみたいと思います。)
などなど…多くの神話や歴史上のエピソードが残っています。
ストレスケアから虫刺され、お掃除(カビ予防)まで
「あると便利」な精油のひとつです。
お香りOKな方は一家に一本ぜひ◯
*
(また勝手ながらの)イメージBGM
しずかに風や雨を感じながら
夏の手前の今だけの空気と、今の自分を味わう時間に…
「ironomi / ame」
*「季節のおすすめ精油」は毎月中旬更新予定です*