先月、気功指導歴20年の鈴木くみ先生をサロンにお招きしての、気功ワークショップ(開催概要はこちら*)を開催させていただきました。ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました!
わたくしが鈴木くみ先生にお会いしたのは半年前。
よいご縁をいただき、ホリステックヘルスケア研究所で開催されていた気功クラスに参加させていただいたのが始まりでした。(過去blog*)くみ先生のあたたかな美しさと、毎回の学び多きご指導に感動し、たくさんの方とその知恵をシェアさせていただきたい!と思い、サロンでの開催を企画いたしました。
当サロンのお客様は30~50代の女性の方がメイン。
まだまだ無理が出来てしまう働き盛り・育児只中の30代、暮らしや体調の変化が大人っぽくなる40代から50代……
食事やスキンケア、エクササイズなど…「自愛」の方法はさまざまありますが、毎日あたりまえにおこなっている「呼吸」やはたらきものの「からだ」、おしゃべりな「こころ」の声を静かに意識する時間が持てることが、何よりの美と健やかさの近道!!
わたくしもトリートメントを通じて「バランスを整える」サポートに日々励んでおりますが、時々の「他力」より日々の「自力」の大切さはよくよくよく実感しております。
サロンで大切なケアをお任せくださっているお客様、生活を豊かにしてくれる友人たちとともに豊かな学びの時間を持てることはほんとうにありがたく、しあわせな時間となりました。
…ということで前置きがながくなってしまいましたが、以下ワークショップレポートです!
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まずは前半の様子から…
座学では気〜気功について、呼吸について、そして「背骨」について。主に心身の健やかさと「気」はとても関係が深いことを学んでいきました。
*まだ平和な(笑)前半、座学の様子(この後、皆ぜいぜいと息を切らしてのワークに…)
大切なポイントをシェアさせていただくと…
◯気功とは?
・いつも意識を持つことは難しいが、わたしたちも自然の一部。ひとの体にも気の流れがある。
・自然のよい気と繋がることにより、そのエネルギーを取り入れ健やかさを保つことができる。
→ 気功=自然のエネルギーを人体に取り入れること
都会で暮らしていると、自然界の気を取り入れる機会も少なく、また緊張が重なる生活をしていると気が滞ってしまいます。また東洋医学では気が滞ると血液の流れも悪くなり、汚れた血(於血)が溜まると言われており、逆に、気が巡ると血液の流れも良くなり、細胞の隅々まで酸素が行きわたり細胞から活き活きと若返ります。
長生き=長い息
気功でおこなう静かで深い息、長い息はアンチエイジングや長寿の秘訣!(くみ先生のはつらつとした美しさに触れると一目瞭然*)
◯「先天の気」と「後天の気」
このお話はとても面白かったのですが…
ひとは両親から一生分の「気」をもらって生まれてくるそうです。これが「先天の気」。そしてそれを使い切ったときに死を迎えると…(持ち点マイナス制なんですね…)
そこで日々我々は栄養のある食べ物を食べたり、心をよろこばせたり、そして日常的に「呼吸」をして「後天の気」を補って生きているわけです。
自然療法家 ロバート・C・フルフォード博士の著書「いのちの輝き」の中にも「人は呼吸したとおりの人になる。」という一節がありますが…心を整え、体をゆるめ、呼吸を味わう気功は健やかさの基礎となる知恵だと改めて感じました。
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「丹田(気のあつまりやすい場所)」や「背骨への意識」について、呼吸を通じて自然のエネルギーを体内に取り入れることの大切さを学んだあとは、いざ実践!
自宅でも簡単にできる気功法を様々ご紹介いただきました。
*見た目だけではわかりづらい「気」が満ちたからだの状態は、くみ先生をお手本に個々チェックしていただいたり…
*ペアになって「背骨」を整えるワーク(伸びましたね〜)
実践はなかなかハード!皆でいい汗をかきました!(翌日筋肉痛になったというお声も…)気が満ちると身体があたたかく、心が明るくなることに、喜びと驚きの声が上がりました◯
こちらでは基本の立方についてと、準備体操として教えていただいたエクササイズをひとつ紹介させていただきます。
<どっしり心身が整う基本の姿勢>
◯立った姿勢のときは…体重のかけ方を
かかと:70%
つまさき:30%
…と意識する(呼吸もゆっくり深く)
◯体の中心軸上にある
「丹田(たんでん)上丹田(眉間)〜中丹田(胸の真ん中)〜下丹田(下腹)」に
意識を向けてみる
安定感が出て立ちやすくなる感じ…いかがでしょう?
<足先まで意識できるエクササイズ>
気をとりいれやすいからだをつくるためにはからだの隅々まで意識を巡らせることができることが大切!
◯足のすべての指をぎゅっとグーで握ってみてください
…これ、意外と難しいのです!!曲げやすい指がある一方、曲がりのわるい指も…
◯そのまま足指だけを動かして前進歩行で足の感覚を研ぎ澄ましていきます
…足指が思うように曲がらない!前に進めない!という方は、新聞紙や広告用紙など何か紙の上に立って、ぐしゃぐゃと丸めるように足指を動かす練習を!
「自分で自分のからだをゆるめる」「(普段なにげなくおこなっている呼吸を)整える」というのは、難しさを感じる方もいらっしゃるかと思いますが、まずは「意識をする」こと。
立ち方はどうかな/どんな呼吸をしているかな/背骨はどこにあるかな、どんなかたちをしているかな/
からだのどこかに重さやつまりはないかな/
くみ先生曰くどんな不調も「ただ意識して解きほぐし、ゆるめればよいだけ」とのこと。
『意ゆけば気いく』意識することで気が巡り、そして血が巡りはじめます。
あまり難しく考えず「とりあえずやってみる」ことの軽やかさと、その楽しさをこの度もたくさん教えていただきました!くみ先生、ご参加くださいました皆様、ありがとうございました!!
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気功ワークショップをご担当いただいた鈴木くみ先生の定期的なクラスが来週よりスタートします!
詳細はこちらのページをご参照ください
https://www.facebook.com/kumisuzuki.kikou.tokyo/
わたくしもスタッフとして参加させていただく予定。
気になられた方はぜひご一緒に…◯
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