先月「スラヴックマッサージ」について紹介させて頂いている途中で…
すっかりご無沙汰しておりました。あわわ。しつこく続きを失礼いたします!
(前回のblogはこちら→)スラヴィックマッサージとは?(1)
700年以上前に中央アジアで「馬へのマッサージ」を起源として生まれた、
スラヴィックマッサージについて。どんなマッサージなのか?その内容と効果を紹介させて下さい。
…とその前に。そもそも一般的に広く知られている「アロママッサージ」とは?
日本では「精油(アロマオイル)をブレンドしたオイルでおこなうマッサージ全般」を
意味する場合が多く、その内容は様々。ブランドやサロンによりそれぞれ個性を出されています。
多くは「スウェデッシュマッサージ」と呼ばれる「揉みほぐしたり、指圧を加えたり」
直接筋肉にアプローチするテクニックをベースとしており、
SOMIの「オリジナルアロマボディ」コースも、主にスウェデッシュの手技を取入れています。
(ざっくりした説明ですいません。スウェデッシュマッサージも奥が深いので…また改めて紹介させてください!)
ということで。前置きが長くなりましたが…以下 「スラヴィックマッサージ」の特徴について。
(1)特別なオイルを使用
ココナッツオイルにガーデニア(くちなし)の花を漬込んだ
「モノイオイル」を温めてたっぷり(通常のマッサージの3〜4倍程度「したたる」くらい♡)使用。
優しく甘い香りによって心身ともに深いリラックス状態へと導きます。
(先のblogで紹介した英国のアロマセラピストヤン・クズミレク氏のオリジナルブレンドオイルです)
ガーデニアのお花*こちらのページを参考にさせて頂きました
(2)「8」の字を描く美しいダンスの様な動き&痛みゼロのテクニック
手のひらだけでなく、前腕(肘まで)を大きく使い、頭から脚先までをダイナミックにつなげ、
「8」の字を描く流れるようなロングストロークをおこないます。
その手技とステップの組み合わせは、もはやダンスの振り付けの様!!
グイグイと力を入れるマッサージに頼ることなく「ストレッチ」を加えることで、
痛みなく筋肉と関節を弛め、可動域を広げ、日常生活で生まれたゆがみを本来の状態に整えます。
手技のひとつひとつに「太陽と月」「旅」「夏の洪水」「秋の風」「蝶」
…といった名称がついているのも、なんともドラマチック♡
また研修中に参考資料としてあげられたのが…ミュシャの絵画!
19世紀末を代表する画家であり、アール・ヌーヴォー様式の巨匠のひとりとして
日本でもとても人気があるアルフォンス・ミュシャ。植物や花、女性の豊かな肉体美などなど。
その華麗な曲線を多用したデザインもイメージの一つの要素となっており、
本来備えている優雅な動きやバランスを引き出していきます。
ミュシャの絵画*こちらのページを参考にさせて頂きました
(3)与え、受け取る(GIVE&RECEIVE)の関係性
「包み込む様に」「慈しむ様に」…という考えは全てのマッサージで大切にされていることですが、
イメージだけでなく「リアルな動きと直結している」
(前腕を使う姿勢やロングストロークを多様するので、とにかく実際に距離が近い!)
というのもスラヴィックマッサージの特徴です。
先に「ダンスのよう」と書きましたが… 一人で踊るのではなく。
クライアントさんとペアで一緒に踊っている感じと言いますか。
双方の感覚と動きが一体化されることで、マッサージの動きに対して
お互いの身体が共鳴する感じが…ある。あるのです!!
「セラピストとクライアントが同調して、双方に歓びと深いリラクセーションを与える感じ」
というのが他のマッサージと比べてとても強く、
「受けるひと」と「行うひと」をひとつにするような、瞑想状態を体感出来たりもします♡
精神、肉体、神経すべてに深くアプローチするその技法。
「情熱的」で「直感的」…とにかく「感覚」を大切にした、洗練されつつもプリミティヴさが魅力のマッサージ。
深くリラックスしたい方、痛みのないマッサージをお好みの方、
わたくしと一緒に踊って下さる方 笑 ぜひぜひともご体験ください!