梅雨も明け本格的な夏の到来!
イベントや旅など開放的な雰囲気を楽しみたい季節ではありますが
心身のバランス調整も必要なとき。
この時期おすすめの精油は
エキゾチックな香りで「グラウンディング」をたすけてくれる…
「パチュリー(Patchouli)」
こちらもあわせてお読みください*
〜はじめに〜
〜基本のおはなし〜
〜基本のおはなし2〜
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パチュリー
(Patchouli)
統合/豊かさ/安定
背丈50~100cmほどに生育する多年草
枝先に紫がかった白い花をつける。
摘んだ後に数日乾燥させ、発酵させてから精油を抽出することで
豊かな香りを引き出す。
中医学では「霍香(かっこう)」という生薬として、
日本でも昔から伝統医療に用いられてきた。
ヒンドゥー語(またはタミル語という説も)「pacoli」が由来。
昔からインド産の織物やショールの香り付けと防虫剤として用いられ、
特に19世紀ビクトリア朝時代、パチュリーの香りのインド産カシミアショールが大流行した。
また1960年代のヒッピー文化では「フラワーチルドレンの香り」と言われ人気があった。
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学名 Pogostemon cablin
科名 シソ科
原産地 インド、マレーシア、インドネシア、マダガスカル 他
使用部分 葉
抽出方法 水蒸気蒸留法
香りの系統 甘くあたたか、土、オリエンタル系
主な芳香成分 セキステルペン炭化水素類、セキステルペンアルコール類(パチュロール) 他
主な作用は…
「脾、胃腸にたまった余分な水を除去」
「心とからだを統合する」
「緊張をゆるめ、官能性をコントロールする」
〜鎮静、抗炎症、利尿、うっ帯除去、静脈強壮、細胞活性など〜
こんな時におすすめ
・むくみや冷えがきになるとき
(とくに梅雨時や夏場に多い消化器系の不調に効果的。
静脈の強壮効果があり、体液の巡りを促進する。)
・気持ちがふわふわして落ち着かないとき
・緊張や不安、人間関係など「手放し」をしたいとき
・食欲、性欲などのコントロールがうまくいかないとき
・PMS
美容的には…
・皮膚の再生させ、新陳代謝を促進する
・炎症やかゆみをおさえる
こころへの影響は…
・不安や緊張を鎮める
・はたらきすぎる頭を落ち着かせる
・創造力を高める
・地に足を着ける(グラウンディング)
おすすめの使用方法
・気持ちが高揚して眠れないときや
ストレスで免疫力が低下しているとき
1~2滴を浴槽に垂らしてアロマバスをたのしむ
・植物油で希釈して気になるところに塗布する
(植物油5mlに1-2滴程度)
…胃腸の調子が整わないとき
PMSの重さを感じるときは腹部に
…緊張や不安があるときは胸骨(胸のあいだ〜デコルテ)を流しながら深呼吸を
…足のむくみにも
中医学:五行/土 五臓/脾・心・肺
支配星:冥王星/太陽
占星学:蠍座、山羊座、牡羊座*
チャクラ:第1(尾骨〜会陰)*
*占星学やチャクラは参考文献により異なる場合があります
注意事項
妊娠初期、授乳期の方は使用をお控えいただくか、低濃度で。
多量に使うと「興奮作用」に変化するので、鎮静させたいときは少量で。
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土のようなあたたかく甘みのある香りは
緊張や不安を和らげる効果が高く、
心がほぐれたことで、感覚が刺激され
本能的な欲求が高まる…という
「鎮静」「高揚」ふたつの特徴がある、おもしろい精油です。
気を遣いすぎたり、頭ばかりで考えてしまい行動がともなわない、
「肉体の置き去り感」があるときに…
ちいさいことにとらわれず「神聖さ、創造力」といった
何か、大いなる恵みや
太陽や大地のおおらかさを感じて
広々とした心を取り戻したいときにおすすめです。
また夏の冷えからくる「消化器の不調/むくみ」にも役立ちます。
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(恒例、勝手ながらの)イメージBGM
(今回はぜひ映像もみていただきたい!)
この季節になると見たくなるこのMV…そいうえばバチュリの香りが似合うのでした。
康本雅子さんのすばらしいおどりと小泉今日子さんの声、そしてタブラの音よよよよ。。
「ASA-CHANG&巡礼 feat.小泉今日子 / 背中」
*「季節のおすすめ精油」は毎月中旬更新予定です*
(今回もまたのんびりUPになりました…。。)