六本木・乃木坂プライベートエステサロンHealing Salon SOMI(ソミ)生田です*
先日、自然療法のスクール自然療法の国際総合学院IMSIにて「最前線の植物療法」についてのお話を聞かせていただく機会が。
この夏、イギリス〜アイルランドに出張をされていた講師 富野玲子先生より、植物療法が盛んな現地の最新情報を教えていただきました。
イギリスやフランスなどでは「アロマセラピーは医療の現場でも生かされている」…という話はちらほら耳にしていましたが、想像以上!!アロマテラピーの深さと広がりを再認識させていただく素晴らしいお話を伺うことが出来ました。
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まず、富野先生が行かれたロンドン市内にあるロイヤルフリーホスピタルという病院(1828年設立:約850床の総合病院)のお話。
こちらの病院では、補完医療のひとつとして、治療にアロママッサージが取り入れられており、年間25000人以上の患者さんが無償でケアを受けられているそうです。
その功績が称えられ、英国王室から勲章を授与された、ロイヤルフリーホスピタル・補完療法コーディネーターのキースハントさんのご活動について、実際にどんなマッサージがおこなわれているのか?その手技や使われているオイルのブレンディングについて教えていただきました。
キースハントさん。(冊子を斜めから撮影して、 ちょっとゆがんでしまってごめんなさい…) とても朗らかで太陽の様な方だそうです♩ |
イギリスではアロマテラピーをはじめ、リフレクソロジー、鍼などたくさんのセラピーが無料で受けられる病院が数多く存在するそうですが、特にこちらの病院では、全ての病棟において、いかなる状態の患者さん(*もちろん医師の許可がある場合)にもアロマセラピーマッサージを施している(例えば、集中治療室や隔離病棟でもアロママッサージが行われている)というお話は本当に驚きました。
以下、富野先生のblogより
http://www.imsi.co.jp/tomilog/1239/
例えば、集中治療室では、心拍数が上がりすぎてすぐに手術などができない患者さんに対して、セラピストが10分間時間を与えられ、アロママッサージによって患者さんの心拍数を落ち着かせ、手術ができる状態にするのが役目なのだそうです。
他にも、西洋医学的には対処の方法がないAWS(腋窩リンパ管線維化症候群)や、身体に触れられないほどの深刻な状態にある方(このような方へは顔に触れることが多い)など、医療現場の重要なシーンで、セラピストが様々な役割を果たしているのだそうです。
なんとすごい…!アロマテラピーやセラピーが医療の現場でバリバリと生かされている…とても嬉しくなるお話でした。
またセラピストの本当の仕事は「患者さんの気持を明るくすること!」ということで…症状や不安を軽減するために、レクリエーションを企画担当されたり、日々トークで場を盛り上げたり…キースさんの豊かな活動の様子を伺い、自分だったらそんな方がいてくれる病院に入院したい(=そんな病院が増えるとよいなぁ=そしてそのためにも自分にも出来ることは何だろう…)と思ったのでした。
11月にはキースさんの来日セミナーが開催されるそうです!
ご興味のある方はこちらを*
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その他、ダブリンで開催されていた世界最大級の植物療法カンファレンス・BOTANICAに参加された様子もお話くださいました。
世界40カ国、約280名の方が参加され、各国に伝わる伝統的な自然療法や、最新の植物療法や精油の臨床データ等についての学びの様子を教えて頂きました。(特に精油の効果効能の最新エビデンスは、とても興味深かったです。)
ブラジルの精油、はじめてでした! 「コーヒー」のアロマオイル、すごくよい香りでした♡ シャキっとしたいときに良さそう。 |
「海外の実情を知ることで、日本のセラピストが一歩でも二歩でも前進できますように。そして、必要な人の所に、ケアの手が届きますように!!」という富野先生の言葉、ほんとうにありがたく、励みになりました。
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SOMIのボディトリートメントでも精油(エッセンシャルオイル)を、毎回お客様の体調やご気分に合わせてオリジナルブレンドさせていただいていますが、より効果的で心地の良いトリートメントを。そしてアロマテラピーの良さを実感していただける施術をさせていただきたいと、あらためて感じました。
SOMIに常備している精油も 改めて見直し学び直し♩ |
さて。明日10月4日以降のご予約を受付中です。ご予約はこちら*